インターネットは今ではほぼインフラのような存在で当たり前のようにどの家庭でもインターネット回線の契約をしていると思います。
インターネットが使えなくなると困るので、きちんと支払っている人が多いと思いますが、うっかり支払いを忘れてしまうという人もいるかと思います。
インターネット料金を滞納した場合、回線停止や強制解約などどうなってしまうのでしょうか?
そこでこの記事ではインターネット料金を滞納した場合について詳しく説明していきます。
1.インターネット料金を滞納するとどうなる?
インターネット料金と一言で言っても、回線業者とプロバイダの2つの料金があります。
参考
回線業者・・・BIGLOBE,OCN,So-net,plala,Yahoo!BBなど
プロバイダ・・・フレッツ光、auひかり、NURO光、JCOMなど
回線業者とプロバイダは2つセットでインターネットに接続することができます。
どちらか一方の料金を滞納しただけでも、インターネットが使えなくなる可能性があります。
2.インターネット料金を滞納し続けた場合の流れとは?回線停止はいつ?
インターネット料金を滞納した場合、回線業者やプロバイダがどのような対応を取ってくるのかと言いますと、主な流れは以下のようになっています。
インターネット料金を滞納したときの流れ
- 郵便による督促
- 回線の利用停止(滞納後およそ1か月)
- 利用停止予告書
- 強制解約(滞納後およそ2か月~4か月)
- 裁判を起こされる
多くの場合、インターネットが使えなくなる前に一度請求書が自宅に届くことになっています。
その段階で支払えば、回線停止となることはありません。
うっかり支払うのを忘れていた場合や引き落としがうまくできなかった場合でも、すぐにインターネット回線が止まるということはないので安心してください。
請求書が届いても滞納を続けた場合には、滞納から1か月ほどで回線の利用停止となってしまいます。
各社ごとに対応の仕方や日時が若干異なるので、正確な情報は契約している回線業者もしくはプロバイダに問い合わせてみてください。
・強制解約となると撤去費用や解約費用が請求される場合も
強制解約となった時には、未払いの滞納金だけでなく、
- 契約時の工事費用(分割払いの場合)
- 回線撤去の工事費用
- 契約縛りの解約金
- オプションの解約金
なども合わせて一括請求されることがあります。
月々の利用料であれば5000円程度で済みますが、これらの費用が加わると数万円の請求となります。
ただでさえ支払うのが厳しい状況なのに、追加の請求が来ると大変ですよね。
強制解約になって解約金などの余計な費用を払わされないように注意しましょう。
・最終的には裁判を起こされる可能性も
インターネット料金だけなら、1~2か月の滞納で1万円いくかいかないかくらいの金額にしかなりません。
これだけ少額の滞納だと、裁判を起こしても手続き費用がかかってマイナスになる可能性もあるので、裁判にならないこともあります。
しかし、インターネット回線の契約だけでなく、オプションやセット割などで他のサービスも利用している場合、滞納金が高額になることもあります。
一定以上の滞納金があると、最悪の場合裁判を起こされる可能性があります。
裁判を起こされた場合、素直に応じて支払えば特に大事になることはありません。
しかし、裁判を無視した場合や裁判所の命令が来ても支払わなかった場合には、強制執行となり給料や財産を差し押さえられることになります。
滞納から逃げるということは難しいので、大人しく支払ったほうがいいですよ。
3.インターネット料金滞納後から復旧までにかかる時間とは?
回線の利用停止の段階であれば、滞納した料金を支払うことで回線を復旧させることができます。
復旧までにかかる時間は回線業者・プロバイダごとに異なるので、以下の表にまとめました。
回線業者 | 復旧までの時間 |
フレッツ光 | 支払い後30分前後 |
au光 | 支払い後30分前後 |
NURO光 | 支払い後3~4時間以内 |
JCOM | 支払い後すぐ |
プロバイダ | 復旧までの時間 |
OCN | 支払い後30分前後 |
BIGLOBE | 3~4営業日 |
Yahoo!BB | 支払い後30分~1時間 |
plala | 翌営業日 |
So-net | 数営業日~1週間程度 |
ちなみに強制解約の場合には、滞納した料金を払っても契約が解除されているので、回線を復旧させることができません。
4.強制解約後は他社でも契約できない場合がある
インターネット料金を滞納して、強制解約となった場合、他社で契約すればいいと考えるかもしれません。
しかし「一般社団法人 電気通信事業者協会」に加盟している会社の間で、料金の不払い情報が共有されており、状況によっては契約できない場合があります。
不払い情報の掲載期間は、契約解除後5年となっています。
不払い情報を消すためには、滞納している料金を完済する必要があります。
なので、仮に強制解約となっても滞納金を支払わない限り、他社でも契約することは難しいと思ったほうがいいでしょう。
インターネット回線を使えるようになりたいなら、しっかりと利用料金を支払うようにしましょう。
メモ
【一般社団法人 電気通信事業者協会に加盟している会社】
NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク・ニフティ・ビッグローブ・ニフティ・ジェイコムなど
5.インターネット料金を滞納すると信用情報のブラックリストに載るのか?
インターネット料金を滞納しても基本的には信用情報のブラックリストに載ることはありません。
信用情報のブラックリストというのは、クレジットカードやローンの支払い関連で滞納した場合に載るだけです。
なので、インターネット料金を滞納したからといって、ローンが組めなくなったり、クレジットカードが使えなくなったりすることはありません。
ただ上でも紹介したように、不払い情報は「一般社団法人 電気通信事業者協会」で情報共有されてしまいます。
滞納したままだと他社でも契約しにくくなるので注意してください。
・クレジットカード払いの時は要注意!
クレジットカード払いでインターネット料金が支払えなかった場合、クレジットカードが利用停止となっている可能性があります。
クレジットカードが利用停止となるということは、クレジットカードの支払いを滞納している可能性があります。
クレジットカードの支払いを滞納している場合には、信用情報に延滞の情報が載ってしまいます。
61日以上の長期延滞でブラックリストに載ってしまうので注意してください。
6.インターネット料金を払えない場合の対処方法を紹介!
インターネット料金をうっかり支払うのを忘れたというのであれば、すぐに支払えば再びインターネットを使うことはできます。
しかし、支払うお金が手元にないということもありますよね。
上の方でも説明したように、インターネット料金を滞納している状態では他社との契約も難しくなるので、さっさと支払ったほうがいいです。
その時におすすめなのは、カードローンです。
即日融資が可能なカードローンを利用すれば、すぐにお金を借りることもできます。
仮にインターネットが止まってしまっていても、今日中に復旧させることも可能です。
インターネット料金を払うお金が手元にないという場合には、カードローンを利用することをおすすめします。