車検は基本的に2年に1回行わなければなりません。
しかし、車検代は決して安くないので、払えない人もいるかもしれません。
そんな時ローンを組むことを考えるかもしれませんが、その前に知っておいてほしいことがあります。
車検費用の値下げの仕方やボーナス払いなどの支払い方法を知っておけば、ローンを組まずに車検を通せるかもしれません。
そこでこの記事では車検費用が払えない場合の対処方法について詳しく説明していきます。
1.車検切れになるとどうなるのか?
車検費用が払えない時、どこも車が故障していないから車検なんて受ける必要ないと思うかもしれません。
しかし、法律によって車検を受けることは定められています。
車検切れの車で公道を走った場合には「道路運送車両法違反」と「自動車損害賠償保障法違反」となります。
◆道路運送車両法違反の罰則
- 違反点数6点(前歴がない場合)
- 30日間の免許停止
- 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
参考:道路運送車両法
◆自動車損害賠償保障法違反の罰則
- 違反点数6点(前歴がない場合)
- 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
参考:自動車損害賠償保障法
車検と同時に自賠責保険の更新も行うので、車検が切れている場合にはこの2つの違反となります。
そのため万が一車検切れで捕まった場合には、
- 違反点数12点
- 1年6か月以下の懲役または80万円以下の罰金
という重い罰則になります。
一度車検が切れてしまうと、その車は公道を走らせることができなくなるので、車検に出すために運転することもできません。
その場合には、レッカー車をお願いしたり、仮ナンバーの取得をしたりと手間やお金がかかります。
なので、車検切れ前にちゃんと車検に出すことが大切です。
2.車検費用を安くする方法は?
車検の費用は一般的に10万円前後かかると言われています。
しかし、正確な費用は車種や車の消耗具合によってさまざまです。
車検費用は「法定費用」と「整備・部品交換費用」の2つに分かれます。
法定費用は自賠責保険料や自動車重量税、印紙代の3つで、法律によって決められているため値下げはできません。
しかし、整備・部品交換費用については、どこで車検を受けるのかによってだいぶ変わってきます。
車検基本料だけでいいところもあれば、検査料や点検料、申請代行料、登録料など様々な料金を取っている会社もあります。
安いところであれば4~7万円程度で車検を受けられます。
いくつかの車検業者で見積もりをとって比較すると安くできますよ。
・車検費用を安くするリスクもある
車検を行うときに、様々なものを外せば、車検費用を安く抑えることも可能です。
しかし、車検費用を安くする場合にはリスクも存在することを忘れないでください。
値段が安いのは、必要最低限のメンテナンスしか行わないからです。
今、車検の基準をクリアしていればいい程度の整備しか行われないということです。
車検代がある程度高くなるのは、今の車を安全に運転できるようにするためでもあります。
例えば、摩耗している部品を故障する前に取り換えることで、車の故障を未然に防げます。
格安で車検を済ませる場合には、仮に車検に通ったとしても故障のリスクが高いので注意してください。
車のことに詳しく自分でメンテナンスができるのであれば、それでもいいかもしれません。
しかし、普段ろくにメンテナンスをせずに車検ぐらいしか行わないというのであれば、車検を機にまとまったメンテナンスをすることをおすすめします。
3.車検費用をボーナス払いで払うことはできるのか?
車検費用は上でも紹介しましたが、法定費用と整備・部品交換費用の2つがあります。
法定費用は国や保険会社に納付しなければいけないので、基本的にボーナス払いはできません。
しかし、整備・部品交換費用などであれば、ボーナス払いを受け付けてくれるところもあります。
法定費用はその場で現金払いで、それ以外の費用はボーナス払いという形になります。
クレジットカード払いを受け付けている車検業者では、クレジットカードのボーナス払いを利用することも可能です。
ただボーナス払いを受け付けているか、クレジットカードを使えるかどうかは車検業者ごとに異なります。
なので、ボーナス払いを利用したい場合には一度確認してから車検を受けましょう。
4.どうしても車検費用が払えないときはカードローンがおすすめ
きちんと車検を済ませておきたい
すぐに車検費用を用意する必要がある
などの場合には、カードローンでお金を借りることをおすすめします。
カードローンであれば即日融資も可能で、車検の期日が迫っている場合でも間に合います。
パートやアルバイトでも安定した収入があれば審査に通る可能性はあります。
なので、車検費用が足りないようであれば、カードローンに申し込むことをおすすめします。