- おまとめローンの審査を通すためにはどうすればいいのか?
- おまとめローンはどこが良い?おすすめのカードローン会社はどこ?
- 銀行でおまとめローンを組むことができるのか?
- おまとめローンを組むときに知っておきたい注意点とは?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事ではおまとめローンの審査について詳しく説明していきます。
1.おまとめローンの審査に通りやすくする3つのポイント!
・銀行ではなく消費者金融のおまとめローンを利用する
おまとめローンの種類として以前は銀行カードローンを使ったおまとめローンもありました。
銀行カードローンは総量規制対象外で、低金利なので、おまとめローンの代わりとして使うことができました。
しかし、2017年より銀行の過剰融資がニュースなどでも取り上げられるようになりました。
その結果として、銀行は自主規制により年収の2分の1までしかお金を貸さないようになりました。
申し合わせに則した形で自行・他行カードローン及び貸金業者貸付を勘案して融資上限枠を設定している銀行は約7割(71 行)となっている。このうち、年収の2分の1を上限に設定している銀行は約8割(59 行)と最も多く、年収の3分の1を上限としている銀行も約1割(9行)あった。
現在では銀行の審査は厳しくなっているので、以前のようにおまとめローンとして利用することが難しくなりました。
借り換えやおまとめ目的で銀行カードローンに申し込んでも審査に落ちの履歴が残ってしまうだけなので、申し込まないほうがいいです。
また銀行ではおまとめローン専用商品を作っているところがほどんどないので、実質的に消費者金融のおまとめローンを利用するのが一般的になっています。
「おまとめローンは総量規制の対象外」
消費者金融では総量規制によって年収の3分の1以上のお金を貸すことができません。
これは一時的であってもそうです。
例えば、年収300万円の人が60万円の借金をしているとします。
60万円の借金をまとめようとして、他社から60万円借りようとした場合、一時的に合計で120万円となってしまいます。
すると年収の3分の1である100万円を超えることになるので、審査には絶対通らないんです。
というのが一般的な話なのですが、おまとめローンの場合は総量規制の対象外となっています。
実は総量規制には例外が存在しています。
- 顧客に一方的有利となる借換え
- 緊急の医療費の貸付け
- 社会通念上緊急に必要と認められる費用を支払うための資金の貸付け
- 配偶者と併せた年収の3分の1以下の貸付け
- 個人事業者に対する貸付け
- 預金取扱金融機関からの貸付けを受けるまでの「つなぎ資金」に係る貸付け
(施行規則第10条の23第1項各号)
引用:総量規制の除外と例外
このうちの「顧客に一方的有利となる借換え」に消費者金融のおまとめローンは該当するので、年収の3分の1を超えた金額でもお金を借りることができるんです。
おまとめローンを利用すれば、金利が安くなったり、返済先が1本化されるなど、メリットしかありません。
なので、消費者金融のおまとめローンを利用することをおすすめします。
・同時申し込みは絶対NG!1社だけに申し込む
おまとめローンを申し込むとき、審査に通るか不安だからということで、複数のおまとめローンに同時に申し込む人がいます。
確かに気持ちはよく分かります。
複数のおまとめローンに申し込めば、どれか一つでも審査に通りそうな感じがしますよね。
でも、複数のおまとめローンの同時申し込みは、逆に審査に通る可能性を下げてしまいます。
おまとめローンという商品の性質上、複数の借入をまとめるので、融資額は高額になります。
もし複数のおまとめローンで審査が通ったら、通常よりも多額のお金を借りられる状態になってしまいます。
例えば、借入希望金額150万円で3社に申し込んだ場合、すべてに審査が通ったら450万円借りることができてしまいます。
それはカードローン会社としてもリスクが高いです。
「他が審査に通すかもしれない」と判断して、どのカードローン会社も審査に通さないという結果になりやすいんです。
カードローン会社は信用情報機関に情報を参照して、他社の借入状況や申し込み状況もチェックしています。
同時に申し込んでいることは簡単にバレてしまいます。
なので、おまとめローンは複数の同時申し込みは絶対にやめて、1社だけに申し込むようにしましょう。
・借入金額が膨らむ前に早めにおまとめローンを利用する
ある程度借金額が膨らんで返済が苦しくなってきてから、おまとめローンを申し込む人は多いです。
ですが、借金額が多くなればなるほど、おまとめローンの審査には通りにくくなります。
おまとめローン専用商品であれば、総量規制対象外なので、年収の3分の1を超えた金額のお金を貸すことは可能です。
だからと言って、申込者の収入に見合わない金額を貸すことはないんです。
カードローン会社は申込者の年収を見て、借りたお金をきちんと返済できるかをチェックしています。
借金額があまりに多いと貸し倒れのリスクが高くなるので、審査は厳しくなってしまいます。
借金額が増えてしまう前に、おまとめローンを利用したほうがいいです。
もしくはある程度借金が多いようであれば、いったん借金の返済に集中して総借入金額を減らしてからおまとめローンに申し込むようにしましょう。
そうすることで、審査に通る可能性を高めることができます。
2.おすすめのおまとめローン
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3.おまとめローンを組むときに絶対に気を付けたい注意点とは?
・追加で借り入れをすることができない
消費者金融のおまとめローンを利用する場合、基本的には返済専用となります。
おまとめローン利用後に、あとからお金を借りたいという場合には追加で借り入れをすることができないので注意してください。
銀行カードローンを使ったおまとめローンであれば、そういった制限ないので、あとから追加でお金を借りるということもできました。
しかし、上でも説明したように銀行カードローンではおまとめローンに利用することができません。
消費者金融のおまとめローンの場合は、返済専用となります。
以前よりも融通が利かなくなりましたが、その分借金の返済にはうってつけとなっています。
多少不便かもしれませんが、着実に借金を減らしたいという場合にはおまとめローンを利用するのがおすすめです。
「おまとめローン後に他社の借入をすることは可能」
おまとめローン自体で追加の借入はすることはできません。
しかし、おまとめローン後に別のカードローン会社に申し込みをして審査に通れば、お金を借りることができます。
借金額が多いと審査に通りにくいので、おまとめローンで少なくとも半年は返済に集中する必要があるでしょう。
1年以上経てば、借入金額も減ってくると思うので、その後であれば、再度借入をすることは可能です。
おまとめローンを利用したからといって、信用情報に事故情報が載るわけではありません。
ずっと借り入れができなくなるわけではないので、安心しておまとめローンを利用して大丈夫ですよ。
・毎月の返済額を減らすと総返済額が増える場合も
おまとめローンを利用すると、今借りているカードローン会社に対して完済することができます。
そうなるとなんだか借金が減ったような感じがしてしまいます。
しかし、おまとめローンを利用したからと言って借金が減るわけではありません。
借金を返済した気になって、毎月の返済額を大きく減らすと総返済額が以前よりも増えてしまうという可能性があります。
例えば、100万円の借入がある場合毎月の返済額によって利息がどう変化するのかを以下の表にまとめました。
毎月返済額 | 合計利息:金利18% | 合計利息:金利15% |
25000円 | 538,576円 | 394,927円 |
30000円 | 396,689円 | 301,674円 |
40000円 | 262,777円 | 206,514円 |
50000円 | 197,815円 | 157,936円 |
もしおまとめローン前(金利18%)の時は毎月4万円の返済をしていた場合、おまとめローン後(金利15%)に毎月の返済額を3万円に減らした場合
- おまとめローン前:262,777円
- おまとめローン後:301,674円
とより多くの利息を支払うことになります。
確かにおまとめローンを利用することで金利を安くすることは可能です。
しかし、金利が安くなったからと言って油断して毎月の返済額を減らしてしまうと、結果としてより多くの借金を返済させられることになります。
なので、おまとめローンを組むときには、なるべく毎月の返済額は減らさないように心がけたほうがいいです。
現状で毎月の返済が苦しいようであれば、一時的に返済額を減らして、あとから増やすようにしたほうがいいですよ。
・他のカードローン会社で借りないようにする
おまとめローンを利用した後、他社の借入を完済することができるので、融資額の空きができます。
おまとめローンを利用するときに借り換えを行うカードローン会社の解約は義務付けられていない場合もあります。
その場合には、総量規制である年収の3分の1を超える金額は借りることはできませんが、それ以下であれば、消費者金融カードローンでお金を借りることができます。
銀行カードローンであれば、年収の2分の1まで借りることができてしまいます。
つまり、おまとめローン後はすぐにでもお金を借りられる状態にあるというわけです。
おまとめローンを利用して借金を真面目に返済していきたいという場合には、今契約しているカードローンは解約の手続きを行ったほうがいいです。
その場合には、再度カードローンを契約しなければいけなくなるので、お金を借りるハードルが高くなります。
借りにくい状態を作ることで、借金を減らしやすくなりますよ。
4.おまとめローンの審査に落ちる人の特徴
・信用情報機関に事故情報が載っている人
カードローンの審査をするときには信用情報をチェックします。
信用情報をチェックすることで、申込者の過去の支払い状況や他社の借入状況などをチェックすることができます。
信用情報において、もっとも重要なのが「事故情報」が載っているかどうかです。
事故情報が載っているというのは「この人はまじめに返済をしない」という証になるので、審査に通りません。
例えば
- 債務整理をしたことがある
- 過去に長期間の延滞をしたことがある
- 短期間の延滞を何回も繰り返したことがある
などで信用情報機関に事故情報が載ってしまいます。
「事故情報が載っていなくても、審査に悪い影響が出ることも」
またおまとめローンの審査は借入金額が多くなるので、通常の審査よりも厳しくなります。
なので、事故情報が載っていない場合でも、信用情報に少しでも傷がついていると審査に大きなマイナス影響があります。
例えば「過去に1度返済に遅れたことがある」という程度でも、信用情報機関には延滞の記録がばっちり残ってしまいます。
1回程度であれば、うっかり返済を忘れたという場合もあるので、通常のカードローンであれば、審査に通る可能性はあります。
しかし、おまとめローンの場合は、1回の返済遅れでも、厳しくチェックしており、他の属性の条件がよくないと落ちる可能性が高いです。
なので、過去にカードローンの返済やクレジットカードの返済を1度でも延滞・滞納したことがある場合には、注意してください。
・多額の借金を抱えている人
おまとめローンという性質上すでに他社からの借入があるのは普通のことです。
しかし、あまりにも他社から借り入れをしていると場合には、おまとめローンの審査に落ちてしまいます。
他社の借入でポイントとなるのは以下の2つのポイントになります。
- 他社の借入件数
- 他社の総借入金額
「他社の借入件数は3社以内が理想」
おまとめローンの条件として、何社までの借入をまとめることができるというのは明言されていません。
しかし、審査に通りたいのであれば、まとめられるのは3社までと思っておいた方がいいです。
4社、5社の借入をまとめようとすると、審査に落ちる可能性が高くなります。
4社、5社から借り入れをしているというのは、カードローン会社にあまりいいイメージを持たれません。
通常であれば4社5社と借入先を増やすのではなく、1社の借入限度額を増額して借入金額を増やすと思います。
それを選択しない時点で、何か良くないことを考えているか、問題点を抱えていると勘繰られる可能性が高いんです。
もしおまとめローンの審査に通る可能性を高めたいなら、借入先は3社までに減らすようにしたほうがいいです。
あまり焦っていない場合には、とりあえず借入金額の少ないカードローン会社の返済に集中して、借入先が減ってから申し込むことをおすすめします。
「他社の総借入金額は年収の3分の1以下が理想」
おまとめローンは総量規制対象外なので、その気になればカードローン会社が設定している融資限度額いっぱいまで借りることができます。
しかし、実際には申込者の年収を考慮して返済が可能かというのをチェックします。
その時に大きな境目となるのが、総量規制である年収の3分の1です。
年収の3分の1以下であれば、返済できる可能性が十分にあるので、審査に通りやすいというわけです。
年収の3分の1を超えていると審査に絶対に通らないというわけではありませんが、勤務先や勤続年数などの他の条件がいい必要があります。