- おまとめローンを利用する場合、最大で何社までまとめることができるのか?
- おまとめローンではいくらまで借りられるのか決まっているのか?
- おまとめローンの限度額は年収によって左右されるのか?
- 借入件数が4件、5件あってもおまとめローンを利用できるのか?
- 年収の3分の1を超える場合でもおまとめローンは利用できるのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事ではおまとめローンの限度額について詳しく説明していきます。
1.おまとめローンは何社までまとめることができるのか?
おまとめローンを利用するとき、4社や5社からお金を借りている人もいると思います。
たくさんのカードローン会社から借り入れをしている場合でも、おまとめローンの審査に通るのでしょうか?
結論を言いますと、カードローン会社は特に何社以上借入している場合は利用できないという決まりを作っていません。
なので、4社や5社以上の借入がある場合でもおまとめローンで借金をまとめることは可能です。
カードローン会社は明記していませんが、実際には4社5社とたくさんの借入がある場合には、審査が通るのが難しくなります。
4社5社とたくさんの借入をしているということは、それだけ借金額が増えてしまいます。
借金額が多いと、カードローン会社としては貸し倒れのリスクが高まります。
そのためたくさんのカードローン会社から借り入れしている場合には、審査が厳しくなります。
実際のところ3社までというのが一つの目安になっています。
もちろん4社、5社と借入しているから絶対におまとめローンの審査に落ちるということはありません。
年収が高い、大手企業に勤めているなどの属性がよければ、審査に通る可能性は十分にあります。
おまとめローンを利用することで金利を下げることができるので、試しに申し込んでみるのもありだと思います。
2.おまとめローンは限度額はいくらまで借りられるのか?
おまとめローンの何社までかと同時にポイントになってくるのが、おまとめローンの限度額です。
消費者金融のおまとめローンの場合は300万円~800万円が融資限度額の上限となっています。
銀行のおまとめローンの場合は、500万円~1000万円が融資限度額の上限となっています。
実際のカードローン会社ごとのおまとめローンの融資限度額の上限については以下の表にまとめました。
カードローン会社名 | 融資限度額の上限 |
アイフル「おまとめMAX」 | 800万円 |
アコム「借換え専用ローン」 | 300万円 |
プロミス「おまとめローン」 | 300万円 |
東京スター銀行「おまとめローン」 | 1000万円 |
西日本シティ銀行「おまとめローン」 | 500万円 |
トマト銀行「トマト・おまとめローン」 | 500万円 |
福島銀行「おまとめ楽だ」 | 300万円 |
※大手銀行の多くはおまとめローン専用商品がありません。
300万円~1000万円まで融資限度額の上限が設定されています。
しかし、これは融資限度額であって実際にその金額まで借りられるとは限りません。
おまとめローンで実際にいくら借りられるかは「年収」によって決まってきます。
例えば、300万円の借金をおまとめローンでまとめようとしたとき
A:年収300万円
B:年収600万円
この二人では当然後者のBの方が審査に通る可能性が高くなります。
いくらおまとめローンである程度高額な融資になることが分かっている商品であっても、年収に対して借金額が多いと審査に通ることは難しくなります。
特にあなたの年収を超えるような借金額の場合は、審査に通る可能性がかなり低くなります。
合計の借入金額が自分の年収よりも低い場合には、おまとめローンに申し込んでみる価値はあると思います。
3.おまとめローンのおすすめのカードローン会社
[matomeaifl アイフル「おまとめMAX」=""]
[matomeacom アコム「借換え専用ローン」=""]
4.おまとめローンは総量規制によって限度額は決まらない
ローン関係に詳しい人であれば、総量規制といって年収の3分の1までしか借りることができない決まりがあることを知っているかもしれません。
確かに消費者金融カードローンを利用する場合には、年収の3分の1以上借りることはできません。
おまとめローンを利用するとき、他社の借入と合計すると、年収の3分の1を超えてしまう人もいるかもしれません。
例えば、年収300万円の人が80万円借りているとき、おまとめローンを利用したら一時的に合計で160万円借りることになります。
これだと「総量規制に引っかかるので、審査に絶対に通らないんじゃないか?」と思うかもしれません。
しかし、おまとめローンは総量規制対象外となっているんです。
総量規制では例外が存在するんです。
- 顧客に一方的有利となる借換え
- 緊急の医療費の貸付け
- 社会通念上緊急に必要と認められる費用を支払うための資金の貸付け
- 配偶者と併せた年収の3分の1以下の貸付け
- 個人事業者に対する貸付け
- 預金取扱金融機関からの貸付けを受けるまでの「つなぎ資金」に係る貸付け
- (施行規則第10条の23第1項各号)
引用:総量規制の除外と例外
例えば、おまとめローンを利用する場合には、今借りているカードローンの金利のうち最も安い金利が適応されることになります。
例えば、
- A社:金利18%
- B社:金利18%
- C社:金利14%
という場合におまとめローンを利用するときには、金利14%で借入することができるんです。
金利が高いところで借りている借金については、確実に金利が安くなるので、返済が楽になるというわけです。
また返済先が複数から1社にまとまることで、返済の管理がしやすくなります。
このようにおまとめローンは申込者に一方的に有利となるように商品が作られているんです。
そのため総量規制の例外である「顧客に一方的有利となる借換え」に該当するので、年収の3分の1を超える場合でも審査に通る可能性があるんです。
・銀行カードローンは総量規制の対象外だがおまとめローンには使えない
銀行カードローンは総量規制の対象外となっており、年収の3分の1を超える金額でもお金を借りることができます。
そのため少し前までは銀行カードローンを利用して、借金をまとめるということがよく行われていました。
消費者金融カードローンに比べれば銀行カードローンは金利が安いので、ある程度返済が楽になります。
しかし、最近では銀行カードローンの過剰融資が問題となっています。
そのため2017年から銀行カードローンは徐々に自主規制を始めており、現在では年収の2分の1以上の借入は難しくなっています。
銀行カードローンで借金をまとめようとする場合、一時的に借金額が2倍に増えることになります。
そうなると年収の2分の1以上になることもあり、実際には銀行カードローンで借金をまとめるのは難しくなります。
例えば、年収400万円の人が借金120万円を銀行カードローンでまとめようとした場合、120万円を借りる必要があります。
そうなると一時的に借入金額が240万円となり、年収の半分を超えることになります。
これでは審査に通らなくなります。
また銀行カードローンは審査が厳しくなっているので、多額の借入も難しくなっています。
銀行カードローンを利用して借金をまとめるというのが、現在では使えないと思ったほうがいいですよ。
借金をまとめるなら、おまとめローン専用商品があるカードローン会社を利用することをおすすめします。