- 学生ローンを利用するメリットとデメリットとは?
- 学生ローンを利用する前に知らないとマズイ注意点とは?
- 学生ローンとカードローンの違いは?どっちがいいのか?
- 学生がお金を借りるにはどんな方法が最適なのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では学生ローンの利用前に知っておきたいポイントについて詳しく説明していきます。
1.学生ローンを利用する前に知らないとマズイポイントを大公開!
・学生ローンでお金を借りるためのはアルバイトしている必要あり
学生ローンでお金を借りるための条件としては、アルバイトをして安定した収入がある必要があります。
「親から仕送りがあるから」「奨学金をもらっているから」ということでは、借りることは難しいです。
あくまで働いて収入がある必要があります。
ただ学生ローンの場合、審査が緩く、勤務先の情報をきちんと確認しません。
そのため「アルバイトをして収入がある」と嘘をつくことで借りることも可能です。
しかしアルバイトをしていない状態で借金をしてしまうと、返済がきつくなりますし、毎月の生活費が圧迫されます。
学生ローンであっても借金の返済ができなければ、信用情報が傷つきます。
すると、将来クレジットカードを持つときやローンを組むときの審査が通りにくくなります。
なので、収入がない状態で学生ローンを利用するのはやめましょう。
・学生証や在学証明書が必須
学生ローンは学生専用のローンなので、学生であることを証明するために学生証や在学証明書が必要になります。
学生証や在学証明書を提出できない場合には、学生ローンを組むことができません。
そのため、もし学生証が発行されない学校の場合には、学生ローンを利用することができません。
・就職活動にはマイナスの影響が出ない
学生ローンを組むときに多くの人が不安に思っていることは、就職活動に影響が出るかどうかということです。
しかし、学生ローンに限らず、カードローンやクレジットカードのキャッシングも含めてお金を借りたくらいでは就職活動には影響が出ません。
お金を借りた情報は信用情報機関に登録されるわけですが、一般的な会社は信用情報をチェックすることはできません。
そのため就職活動に悪影響が出ることはないと思って大丈夫です。
・学生ローンの多くは東京にしか店舗がない
学生ローンを利用したいという学生は全国にいますが、学生ローンの店舗は東京にしかないことが多いです。
大手のカードローンとは違って全国展開しているわけではなく、東京でひっそりと営まれているのが学生ローンです。
そのため地方の学生が学生ローンを利用するためには、ネット申し込みが必要になります。
ネット申し込みの場合、契約後、郵送で契約書が送られてきます。
一人暮らしの場合はそれでも問題ありませんが、実家暮らしだと契約書が実家に送られることになるので、親に学生ローンを利用することがバレる危険性があります。
カードローンであれば、自動契約機を使うことで郵送なしで契約できるので、親バレを防ぐことができます。
【学生ローンの申し込み方法と金利】
学生ローン名 | 金利 | 申込方法 |
カレッヂ | 17.0% | ネット・電話・来店 |
マルイ | 15.0%~17.0% | ネット・電話・来店 |
アミーゴ | 14.4%~16.8% | ネット・来店 |
フレンド田 | 17.0% | ネット・電話・来店 |
トーエイ | 15.0%~18.0% | 来店のみ |
イー・キャンパス | 14.5%~16.5% | ネット・来店 |
2.学生ローンとカードローンの違いとは?
・学生ローンの方が金利が安い
お金を借りるときに多くの人が重要視するのが金利です。
金利が安ければ、支払う利息を減らすことができるので、少ない利用料でお金を借りることができます。
上でも紹介したように学生ローンの上限金利は約17.0%となっており、カードローンと比べると金利が少し安いです。
カードローンの場合、年利18.0%なので、実質的に1.0%ほど金利が安いことになります。
「金利が1%違うといくら違うのか?」
学生ローンとカードローンでは1%の金利の差があります。
1%の金利の差によって、支払う利息はどれくらい違うのでしょうか?
例えば、10万円の借入で毎月1万円の返済の場合、支払う利息は以下のようになっています。
金利 | 支払い利息 | 返済期間 |
18% | 9,158円 | 11か月 |
17% | 8,598円 | 11か月 |
金利が18%の時と17%の時の利息の差はたったの560円となります。
学生ローンの限度額は50万円に設定されていることが多いですが、実際に学生が借りられる金額は10万円~20万円程度です。
借入金額が少ない時の金利の1%の差というのは、ほとんど誤差みたいなものになります。
カードローンよりも学生ローンの方がほんの僅か金利がお得です。
ただ消費者金融のカードローンであれば、30日間無利息サービスのあります。
すると、学生ローンよりも消費者金融カードローンの方が支払う利息が少なくなることが多いです。
・学生ローンは在籍確認なしでお金を借りられる
カードローンでお金を借りる場合、アルバイト先への在籍確認の電話を行います。
これは本当にその職場で働いているのかを確認するための作業となります。
安定した収入がないと貸し倒れのリスクが高いので、学生であってもアルバイト先への在籍確認を行っています。
しかし、学生ローンでは少額の場合、在籍確認なしで審査を通過できることが多いです。
収入証明書の提出も必要ないので、バイト先に在籍確認されると困るという場合には、学生ローンがいいです。
「カードローンの在籍確認でバレる心配はない」
カードローンの審査では、バイト先への在籍確認を行いますが、それによってバイト先に借金をすることがバレることはありません。
在籍確認の電話では企業名は名乗らずに個人名で電話をかけてきます。
またあなたが電話に出ることができなくてもその職場で働いていることが分かれば、それでクリアになります。
例えば以下のような形で在籍確認が済みます。
カードローン会社「○○(担当者名)と申しますが、○○さん(あなたの名前)はいらっしゃいますか?」
バイト先「○○(あなたの名前)は本日お休みです」
カードローン会社「分かりました。ありがとうございます」
このようにお休みであったとしても、その職場に勤めていることが分かるので、これでOKなんです。
このような電話があると、バイト先の同僚に何か聞かれるかもしれません。
その時には「クレジットカードの在籍確認だと思う」と答えておけば大丈夫です。
今では学生であってもクレジットカードを持つのは珍しくありません。
この言い訳を使えば、それほど在籍確認を恐れる必要はないですよ。
・学生ローンは18歳からお金を借りることが可能
カードローンでは満20歳以上の安定した収入を持っている人というのが利用条件となっています。
そのため18歳や19歳の学生では、カードローンを利用することができます。
しかし、一部の学生ローンでは「高卒以上で安定した収入のある学生」というのが利用条件になっています。
親の同意や保証が必要な場合は、一部の地域に在学中の人だけなど制限がかかっている場合もあります。
未成年が学生ローンを利用する場合には、注意してください。
【未成年可の学生ローン】
カレッヂ
アイシーローン(首都圏在住・在学が必要)
フレンド田(親の同意と保証が必要)
・学生ローンは追加融資で再度申し込みをする必要がある
カードローンでは、審査に通過したら借入限度額の範囲内で自由にお金を借りることができます。
例えば、借入限度額が10万円の場合、今月3万円借りて、3か月後に2万円借りるという風に自由にお金を借りることができます。
しかし、学生ローンの場合は、申し込んだ金額のみしか借りることができず、追加融資を希望する場合には再度申し込む必要があります。
そのため何度もお金を借りたいときには、かなり使い勝手が悪いです。
1度借りるだけでいいなら学生ローンでもいいですが、今後何回も利用する可能性があるなら、カードローンの審査に通したほうがいいですよ。
・口座振替で返済をすることはできない
学生ローンの返済方法としては、銀行振り込みと来店での返済のどちらかに限られていることが多いです。
毎月銀行振り込みをしていると、手数料が意外と馬鹿になりません。
1回の振込手数料が200円の場合、5回振り込めば1000円になります。
学生ローンはカードローンと比べれば金利は安くなりますが、振込手数料を考えると、高くなってしまいます。
来店で返済する場合は手数料はかかりませんが、毎月忘れずに店舗まで行かなければいけないので大変ですし、交通費もかかります。
返済のためにお金がかかるのが、学生ローンの特徴となります。
カードローンであれば、専用ATMを使ったり、提携の銀行を利用すれば、手数料無料で返済することもできます。
口座振替で自動引き落としも可能なので、返済を忘れる心配もありません。
借りた後の利用の手数料を考えると、カードローンの方がお得になります。
3.学生ローンとカードローンのどちらで借りるのがいいのか?
ここまでで学生ローンの特徴やカードローンと比較してどうサービスが違うのかを紹介してきました。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、学生がお金を借りたい場合には、状況に合わせて、どちらを選ぶのかを決める必要があります。
ただ注意したいのは、それぞれの金利です。
上でも説明したように、学生ローンの方が金利が少し安いです。
しかし、学生ローンの場合、銀行振込手数料がかかるので、実質的な利用手数料としてはカードローンよりも高くつくことが多いです。
また無利息期間もないので、短期間で返済する場合には、金利だけ見ても学生ローンの方が多くの利息を支払うことになります。
単純な金利だけで比較すると、損してしまうので注意してください。
またどちらでお金を借りるか決めるときに、特に大きなポイントとなるのが「年齢」です。
カードローンの場合は「20歳以上でアルバイトをしている学生」しか借りることができません。
しかし、学生ローンは「18歳、19歳の未成年の学生」でも借りることができます。
なので、あなたの年齢によってカードローンを利用するか、学生ローンを利用するかが決まってきます。
20歳以上でアルバイト収入があるのであれば、カードローンでお金を借りることをおすすめします。