- マイカーローンを組むときカードローンの他社借り入れは審査にマイナス影響を及ぼすのか?
- クレジットカードのキャッシングはマイカーローンの審査に影響する?
- 他社借入額がどれくらいあるとマイカーローンに通りにくくなるのか?
- 他社借入があるとマイカーローンは総量規制に引っかかることはあるのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事ではマイカーローンの他社借り入れについて詳しく説明していきます。
1.マイカーローンを組むとき他社借入額は審査に影響するのか?
マイカーローンを組む前に、カードローンやクレジットカードのキャッシングなどを利用していることもあるかと思います。
もし他社借り入れがあると、マイカーローンの審査に通りにくくなるのでしょうか?
結論を言いますと、他社借入があるとマイカーローンの審査に影響してきます。
マイカーローンを組むときには、申込者の返済能力をチェックします。
この時すでに他社借り入れがあると、その分だけ返済に負担が出ることになります。
例えば、毎月の返済可能金額が8万円の人がいるとします。
この時すでに他社への返済で毎月5万円返済していると、残りの余裕は毎月3万円になります。
本来であれば審査に通る可能性が高い収入があっても、他社借り入れがあることで返済が圧迫され、返済能力が下がってしまうというわけです。
他社借入金額が大きい場合には、マイカーローンを組むのが難しいと思ったほうがいいです。
2.他社借入があってもマイカーローンに通る人の特徴
マイカーローンを組むときには、高額融資となるので、審査は厳しくなっています。
そのため他社借り入れがあるとマイカーローンの審査には通りにくくなります。
ただ他社借り入れがあると必ず審査に落ちるというものではありません。
どういった人が審査に通る可能性があるのかというのを紹介していきます。
・返済負担比率が40%以内
返済負担比率というのは、年収のうちどれくらいを借金返済に使っているのかという比率になります。
返済負担比率の計算式は以下のようになります。
「返済負担比率=年間返済額÷年収×100」
この返済負担比率が40%を超えると、審査に落ちる可能性が高くなります。
例えば、年収600万円の人の場合、年間返済額が240万円を超える場合審査が落ちる可能性が高いということです。
このとき年間返済額は、カードローンやクレジットカードのキャッシングの返済金額だけでなく、これから組む自動車ローンの返済金額を含めた数字になります。
- カードローンの年間返済額:60万円
- 申し込んだ自動車ローンの年間返済額:80万円
合計で140万円となります。
140万円÷600万円×100=約23%
負担比率が23%なので、この場合であれば審査に通る可能性が十分にあるということになります。
・借入先が1社か2社
カードローンやクレジットカードのキャッシングを使っている人の多くは、1社目で借りるのが難しくなったら2社目、2社目で借りるのが難しくなったら3社目と借入先を増やしていくのが一般的です。
そのため借入先が3社以上あるというのは、無茶なお金の使い方をしてきた人と判断される可能性があります。
特に3社以上借入先があって、どこも借入限度額近くまで借りている場合には、マイカーローンが通る可能性が低くなります。
契約をしているだけでお金を借りていないというのであれば、それほどマイナスの影響は受けませんが、あまり印象はよくないので、マイカーローンを申し込むときには解約したほうがいいです。
ただ1社か2社程度であれば、今時カードローンを利用している人は珍しくないので、審査に通らないということはありません。
・毎月の返済に遅れたことがない
今までの借入で返済に遅れたことがある場合、信用情報機関に延滞の情報が載ってしまいます。
マイカーローンの審査を行うとき、過去の返済状況というのをしっかりとチェックします。
過去の返済で遅れている人は、マイカーローンを組んだときにも返済に遅れる可能性があると判断されやすいです。
1か月以内の延滞が1回程度であれば、それほど悪影響は及ぼしません。
しかし、2か月以上の延滞や何回も繰り返して延滞をしている場合には、マイカーローンの審査に落ちる可能性が高くなります。
なので、マイカーローンを組む前にカードローンを利用している場合には、返済に遅れないようにすることが大切です。