- カードローンでお金を借りるなら転職前の方がいいのか?
- 転職前にカードローンの審査が通っても転職後に在籍確認の調査は行われるのか?
- 転職後にカードローン会社に転職したことを伝える必要はあるのか?
- 転職をしたことで収入が減っても、カードローンを利用し続けることはできるのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事では転職前のカードローンの利用について詳しく説明していきます。
1.カードローンの申し込みは転職前と転職後どっちがいいのか?
近いうちに転職する予定があるけれど、お金が必要になってカードローンの申し込みを検討している人もいるかと思います。
カードローンを申し込むなら審査に通りやすい方で申し込みたいと考えるのは普通です。
転職前と転職後のどちらの方がカードローンの審査に通りやすいのでしょうか?
カードローンの審査では様々な情報を見るので、一概には言えませんが、転職前の方が有利なことが多いです。
カードローンの審査で最も大事なことは「安定した収入」があり、毎月きちんと返済する能力があることです。
転職前であれば、長期間同じ職場に勤めているので、安定した収入がある証明になります。
しかし、転職後だと一時的にですが、収入が不安定になります。
また転職することによって
- 会社をリストラされたのではないか?
- 職場でトラブルを起こしたのではないか?
- 新しい勤務先が合わずに離職することはないのか?
と様々な不安要素が生まれてしまいます。
転職したからという理由で審査に落ちることはありませんが、審査が厳しくなってしまう傾向にあります。
・年収が増えるなら転職後の方がカードローンの審査に通りやすいのか?
転職することによって年収が増えるなら、転職後にカードローンに申し込んだほうがいいと思うかもしれません。
例えば、年収350万円から年収400万円に増えるということであれば、審査にプラス評価されるから、転職後の方が良さそうな感じがしますよね。
しかし、この場合でも転職前にカードローンに申し込んだほうがいいです。
上でも説明しましたが、大事なのは「安定した収入」です。
年収が高いが収入が不安定な人よりも、年収が低いが収入が安定している人の方が審査に通りやすいです。
例えば、水商売でホストだとある月は月収100万円だけど、別の月は月収20万円まで減るなんて人もいます。
こういった収入が不安定な人よりも、年収250万円の公務員の方が審査に通りやすいのです。
転職先の条件がよっぽどよくない限りは、転職前にカードローンに申し込んだほうがいいですよ。
2.転職後に収入が減ったり、雇用形態が悪くなってもカードローンを利用し続けられるのか?
転職をしたときに、必ずしも前よりもいい雇用条件で働けるとは限りません
- 年収が減った
- 正社員から派遣社員になった
など雇用条件が悪化する可能性もあります。
雇用条件が悪化した場合でも、今まで使っていたカードローンを利用し続けることはできるのでしょうか?
結論を言いますと、
- 借入の停止
- 利用限度額が下がる
などカードローンの利用に制限がかかる場合があります。
特にすでに借入限度額まで利用していたり、総量規制である年収の3分の1近くまで借入していた場合には、借り入れの停止になる可能性が高いです。
例えば、借入限度額が80万円で70万円借りているときに、借入限度額が50万円まで下がったとします。
すると、追加で借り入れを行うことはできなくなります。
きちんと返済をして借入金額が50万円以下になれば、再び利用できるようになることが多いです。
収入が減れば、それだけ返済能力が下がることになるので、カードローンの上限も下がってしまします。
あくまで追加の借入が難しくなるだけで、強制解約になるわけではないので、きちんと返済をすれば、大丈夫ですよ。
3.転職後にカードローン会社に勤務先が変わったことを伝える必要はあるのか?
転職前に利用しているカードローンについては、転職後、カードローン会社に勤務先が変わったことを連絡する必要があります。
カードローンを利用するにあたって、どこに勤めているのかという情報はとても大切です。
そのため転職後には
- 勤務先の情報(会社名、住所、電話番号、事業内容など)
- 雇用条件の情報(入社年月、職種、雇用形態、年収など)
の情報をカードローン会社に伝える必要があります。
※どこまでの情報が必要かはカードローン会社ごとに異なります。
ほとんどのカードローン会社では求められませんが、一部のカードローン会社では、社会保険証や給与明細の提出を求められる場合があります。
・転職したらカードローン会社の調査は行われるのか?
転職をしたら勤務先の情報はきちんとカードローン会社に連絡をしたほうがいいです。
でも、手続きを面倒くさがって、行わないという人もいるかもしれません。
転職したことはカードローン会社の調査によってバレてしまうのでしょうか?
カードローン会社は独自の調査を行っているわけではありません。
しかし、カードローン会社は定期的に与信という信用情報機関への問い合わせによって、転職したことがバレる可能性があります。
信用情報機関には、勤務先の情報が載っています。
クレジットカードやカードローンの申し込みや登録情報の変更によって新しい勤務先の情報が信用情報機関に載っている場合には、カードローン会社に転職したことがバレてしまいます。
例えば、新たにクレジットカードを申し込んだり、クレジットカードで勤務先の情報を変更した場合などに、信用情報機関に新しい勤務先の情報が載ってしまう可能性があります。
その結果、カードローン会社に転職したことがバレてしまいます。
ただ勤務先が変わったことを伝え忘れていたとしても、ペナルティは発生しません。
毎月きちんと返済していれば、カードローン会社としても文句は言わないという感じです。
カードローン会社から勤務先変更についての連絡があった場合には、素直に応じるようにしてください。
4.転職後カードローン会社は在籍確認を行うのか?
転職をしてすぐに新しい会社で在籍確認の電話がかかってくるのは、なんだか嫌ですよね。
別に悪いことをしているわけではありませんが、社外から電話がかかってくるのが不自然な会社の場合、同僚に不審な目で見られる可能性もあります。
転職したことをカードローン会社に伝えたら、在籍確認は行われるのでしょうか?
結論を言いますと、カードローン会社によっては在籍確認を行います。
主なカードローン会社で転職後に在籍確認を行うかについて調べてみました。
カードローン会社 | 在籍確認 |
プロミス | あり |
アコム | なし |
アイフル | なし |
SMBCモビット | あり |
みずほ銀行 | なし |
三菱UFJ銀行 | あり |
三井住友銀行 | あり |
このように在籍確認を行うカードローン会社もあれば、在籍確認を行わないカードローン会社もあります。
在籍確認を行うかどうかは半々といった感じです。
・転職直後のカードローン会社の在籍確認の注意点
転職直後に勤務先の情報を変更した場合、在籍確認での注意点があります。
それは同僚があなたの名前を知らない可能性があるということです。
入社したてでは、周りの同僚があなたの名前を知らずに電話がかかってきたときに
「○○(あなたの名前)はいません」
と答えてしまっては、在籍確認を行うことができません。
在籍確認がある場合には、事前に会社で電話に出る可能性がある人に「クレジットカードの在籍確認がある」ということを伝えておきましょう。
カードローン会社は在籍確認を行うときに、会社名を出しません。
なので、クレジットカードの在籍確認と言っておけば、あなたが借金をしていることは会社の同僚にバレることはないでしょう。