カードローンでお金を借りるときに、金利や利息でカードローン会社を選ぶというのは賢い選択です。
ただカードローンの金利や利息の仕組みについて知らないと、損をすることがあります。
長期的にお金を借りるのであれば大きな差になるので、少しでもお得にカードローンを利用したいなら、知っておいた方がいいです。
そこでこの記事ではお得にお金を借りるための金利・利息の秘密について詳しく説明していきます。
1.カードローンの金利の仕組みとは?利息との関係性とは?
金利や利息という言葉を、お金を借りるときにはよく見かけると思います。
その違いがよく分かっていない人も少なくありません。
ここで改めて、金利と利息の意味を説明します。
- 金利:元金に対して支払う利息の割合
- 利息:お金を借りた時に貸金業者に払うお金
・利息はお金のレンタル料
カードローン会社からお金を借りた時には、借りたお金だけでなく「利息」を支払う必要があります。
利息はお金を借りた時のレンタル料みたいなものです。
・金利は実質年率とほとんど同じ
カードローン会社では金利を実質年率という形で表示していることもあります。
実質年率とは、利息だけでなく手数料や保証料など、契約にまつわるすべての費用の合計を年率で表したものです。
つまり、利用者が実際に負担する費用をまとめて計算することができます。
ただほとんどのカードローン会社では手数料や保証料は無料になっています。
金利の中に手数料や保証料が含まれているので「金利=実質年率」と考えても大丈夫です。
金利が高いほど、多くの利息を支払わなければいけないという仕組みになっています。
・利息制限法によってカードローンの金利の上限は決まっている
カードローン会社が設定できる金利は利息制限法という法律によって、上限金利が15~20%と決まっています。
元本金額 | 上限金利(年率) |
10万円未満 | 20% |
10万円以上100万円未満 | 18% |
100万円以上 | 15% |
引用:利息制限法
利息制限法によって定められている金利を超えてる貸し付けを行っている貸金業者は違法な存在です。
なので、絶対に借りないようにしましょう。
ちなみに、大手のカードローン会社は、法律を遵守しているので、違反している心配はありません。
2.カードローンの金利の決定方法は?
カードローン会社の金利を見ていると、3.0%~18.0%といったように金利に幅がありますよね。
カードローンを利用するとき、できれば安い金利でお金を借りたいというのが本音だと思います。
どのようにしてカードローンの金利は決定されるのでしょうか?
カードローン会社の金利は「借入限度額」と「信用度」この2つによって決定されます。
借入限度額が高くなればなるほど、金利は安くなります。
信用度が高い人ほど、金利が安くなります。
3.カードローン会社と交渉をしての金利を下げるための3つのポイント!
・借入限度額を増額する
基本的にカードローンの金利は借入上限が増えることによって、下がります。
例えば、
- 0~50万円以下の場合の金利:18%
- 50~100万円以下の場合の金利:15%
- 100~200万円以下の場合の金利:13%
といったように借入限度額が増えれば増えるほど、金利が下がっていく傾向にあります。
具体的に金利がいくらになるかは、カードローン会社によって変わります。
借入上限が高いというのは、カードローン会社がそれだけあなたのことを信用しているということになります。
複数のカードローン会社を利用するよりも、1つのカードローン会社で借入限度額の増額の申し込みをしたほうが金利が安くなります。
ただ必ずしも増額の申し込みの審査が通るとは限らないので、そういった場合には他のカードローン会社を利用することになるかと思います。
・カードローン会社の信用度(クレジットスコア)を上げる
カードローン会社の信用度が高くなれば、金利が下がることがあります。
信用度が高い人というのは、きちんと返済してくれる人なので、貸し倒れのリスクが低いです。
いわゆる優良顧客になれば、カードローン会社も金利面で優遇してくれるというわけです。
信用度を高めるためには
- 毎月きちんと返済をする
- 同じカードローン会社を長期間利用する
- 定期的に借り入れを行う
など、よくカードローン会社を利用することが大切です。
またこのほかにも、利用者の属性がよくなることで、信用度は高まります。
例えば、
- 年収が増えた
- 上場企業に長期間勤めている
- 子供が独立して扶養家族が減った
など金銭面にゆとりがあり、安定した収入が見込める情報によって信用度は高まります。
・金利が安いカードローン会社に借り換えをする
金利というのはすべてのカードローン会社で同じというわけではなく、それぞれのカードローン会社によって若干異なります。
利息制限法によって上限は決められていますが、その範囲内で金利に差があるんです。
なので、金利を下げたいのであれば、金利の安いカードローンに借り換えをするというのも一つの手段です。
どこのカードローン会社が金利が安いかについては、下の方で比較をしています。
大雑把な特徴を説明すると、消費者金融系カードローンよりも銀行系カードローンの方が金利が安い傾向にあります。
さらに銀行系カードローンは総量規制によって借入上限が決められているわけではないので、借入上限が多くなることによる金利を下げる効果もあります。
金利を下げたいのであれば、金利の安い銀行系カードローンがおすすめです。
4.契約中は要注意!カードローンの金利が上がる3つの原因とは?
・借入限度額が減った場合
カードローンの金利は借入限度額によって、変わってきます。
上の方でも説明したように、借入限度額が多くなればなるほど、金利は安くなります。
逆に契約途中で借入限度額が減った場合には、金利が上がることになります。
借入限度額を下がることはないと思っている人も多いですが、年収が減ったり、返済を延滞すると、借入限度額が下がる可能性があります。
借入限度額が下がるときには、事前に通知があるわけではなく、いきなり下げられることになります。
ちなみに、借入限度額は希望することで下げることもできます。
借入限度額が多すぎると、つい余分に借りてしまうという人もいるので、自己制限をするために、借入限度額を下げる人もいます。
その場合には、金利が上がってしまう可能性があるので、注意してください。
・カードローン会社の信用度(クレジットスコア)が下がった場合
カードローン会社の金利を決定するときに大きく関わるのが、クレジットスコアと呼ばれる信用度です。
信用できる人であれば、きちんと返済される可能性が高いので、低金利で安くお金を貸してくれます。
逆に信用できない人であれば、きちんと返済されない可能性が高いので、高金利でお金を貸すようになっています。
信用できない人にお金を貸すというのは、それだけリスクが高くなります。
その分の見返りとして、高金利にして多くの利息を払ってもらうということになります、
信用度は、返済に遅れた場合には、下がります。
数日程度の返済の遅れであれば、それほど問題視しないカードローン会社もありますが、基本的には返済日にきちんと返済するようにしましょう。
長期間の延滞・滞納であったり、延滞・滞納を繰り返していると、信用度が下がってくるので注意してください。
・無利息期間が終了した場合
カードローン会社の中には「初回30日間無利息」や「無利子期間」を用意しているところがあります。
その無利息期間が終了すれば、通常の金利に戻ることになります。
無利息期間をうまく使うことで、その期間の利息が発生しない分、安くお金を借りることができます。
短期間で返済できる見込みがあるのであれば、無利息サービスのあるカードローン会社を利用することをお勧めします。
この記事の後ほどで、無利息サービスのあるおすすめのカードローン会社を紹介しています。
5.早期返済でお得に!カードローンの利息の計算方法とは?
カードローンの金利というのは基本的に年率(年利)で、1年間お金を借りた時にかかる利息が分かります。
例えば、100万円借りて、金利が15%の場合
100万円×15%=15万円
1年間に15万円の利息がかかるので、総返済額は115万円になるというわけです。
簡単に利息がいくらかかるのか計算したいのであれば、この計算方法で充分です。
しかし、カードローンの利息は日割り計算なので、正確に利息を計算したい場合、以下の計算式となります。
「利息=借入残高×金利×借入日数/365日」
※うるう年の場合は366日
この時注意したいのは、毎月の返済によって借入金額が減れば、それに応じて利息も安くなるということです。
この計算方式のことを「残高スライドリボルビング方式」と呼びます。
例えば、借入金額100万円、金利15%、毎月の返済額5万円の場合の返済シミュレーション
回数 | 返済額 | 元金 | 利息 | 残高 |
1 | 50,000 | 37,500 | 12,500 | 962,500 |
2 | 50,000 | 37,969 | 12,031 | 924,531 |
3 | 50,000 | 38,444 | 11,556 | 886,087 |
4 | 50,000 | 38,924 | 11,076 | 847,163 |
5 | 50,000 | 39,411 | 10,589 | 807,752 |
6 | 50,000 | 39,904 | 10,096 | 767,848 |
7 | 50,000 | 40,402 | 9,598 | 727,446 |
このように借金を返済した分だけ、支払う利息を減らすことができます。
つまり、早めに借りたお金を返済することで、借金返済総額を減らすことができるということになります。
もしある程度金銭的に余裕が出たら、繰り上げ返済などで早めに返済したほうがいいですよ。
6.初めてカードローンで借りるなら必見!お得な無利息サービスを紹介!
初めてカードローンを利用する場合には、無利息サービスがついているカードローンがおすすめです。
無利息サービスがあるカードローン会社であれば、一定の期間は利息が付きません。
今月の支払いがピンチだけど、翌月には返済できるというような場合には、無利息サービスを使うことで、借りた分だけ返済すればよくなります。
少額を借入してすぐに返済できるという場合には、以下で紹介している無利息サービスのあるカードローンがおすすめです。
カードローンの無利息サービス
条件 | 無利息期間 | |
プロミス | ・初めての契約 ・メールアドレスを登録 ・Web明細を利用 |
・初回出金の翌日より30日間 |
アコム | ・初めての契約 ・返済日を「35日ごと」に指定 |
・契約日の翌日より30日間 |
アイフル | ・はじめてご利用の方 | ・契約日の翌日より30日間 |
レイク(30日間) | ・初めての契約 ・契約額500万円以内 ・借入額全額 |
・契約日の翌日より30日間 |
レイク(180日間) | ・初めての契約 ・契約額200万円以内 (借入額のうち5万円まで適用) |
・契約日の翌日より180日間 |
ノーローン | 次のうちいずれか ・初回借入時 ・全額返済時 |
・キャッシングした翌日から7日間※初回借入 ・完済した月の翌月以降7日 |
7.金利が安いカードローン会社はどこ?
本格的にカードローンを利用するのであれば、金利が安いカードローン会社がおすすめです。
同じ借入金額でも金利が安くなれば、その分だけ支払う利息が減ります。
- 借入金額100万円・金利15%:利息15万円
- 借入金額100万円・金利10%:利息10万円
簡単な計算ですが、単純に比較して5万円もの差が出ます。
もし金利が安いカードローンを利用したい場合は以下の銀行系カードローンがおすすめです。