- 借り換えをするときにおすすめのカードローン会社はどこ?
- カードローンで借り換えをするメリットとデメリットとは?
- 金利が安いカードローンに借り換えをするときの審査は厳しい?
- カードローンの借り換えをするとき総量規制に引っかからないのか?
など気になることがあると思います。
そこでこの記事ではカードローンの借り換えについて詳しく説明していきます。
1.カードローンの借り換え審査は甘い?厳しい?
借り換えと言えば、他のカードローン会社に移り変わることになります。
カードローン会社としては、新規顧客をゲットできるわけですから、借り換えの場合は審査が甘そうというイメージを持っているかもしれません。
また中には借り換えの審査は甘いなんてことを聞いたことがある人もいるかもしれません。
実際のところ、カードローンの借り換えの審査は甘いのでしょうか?厳しいのでしょうか?
結論を言いますと、カードローンで借り換えをする場合には、審査は厳しめになっています。
どういったポイントによって審査が厳しくなってしまうのかを説明していきます。
・他社の借入件数や借入総額があると審査が厳しくなる
カードローンの審査では他社の借入件数や借入総額をチェックします。
この時、他社の借入件数が多かったり、借入総額が高いと、審査に通りにくくなります。
他社に借り入れがあるということは、すでに借金をしている人という風に判断されるのです。
普通に考えて、すでに借金をしている人に、追加でお金を貸すのは慎重になりますよね。
カードローン会社としても、リスクは避けたいので、審査は厳しくなってしまいます。
・希望借入金額が高いと審査が厳しくなる
借り換えを行う場合、今借りている金額を丸々借りることになります。
例えば、70万円借りている場合には、70万円の追加の借り入れとなります。
初回から高額借入を希望する場合、審査が厳しくなります。
10万円貸すのと、100万円貸すのではどっちが慎重になるかと考えれば分かると思います。
当然100万円貸す方がリスクが高いので、慎重な審査を行うというわけです。
2.借り換え先のカードローン会社を選ぶときに絶対に押さえておきたいポイント!
カードローンで借り換えをする場合には、最初のカードローンの審査よりも厳しくなる傾向があります。
カードローン会社選びを失敗してしまうと、審査に落ちて借りられなかったりします。
もちろんすべてのカードローン会社で借り換えができないというわけではありません。
あなたでも借り換えを行うことができるカードローン会社があるはずです。
だからこそ、カードローン会社選びはしっかりと行う必要があります。
借り換えの場合のカードローン会社の選び方は、あなたの今の借入状況によって変わってきます。
大きく分けて2つの場合があるので、あなたの状況に合わせて、最適なカードローン会社を選んでください。
・借入金額に余裕がある場合に借り換えるときのポイント
「もっと使い勝手のいいカードローン会社に借り換えをしたい」
「余計な利息はできるだけ払いたくない」
「もっと金利の安いカードローンを利用したい」
と切羽詰まって借り換えを行うのではなく、今の借入状況に余裕がある場合には、金利が安くて使いやすいカードローン会社を選ぶようにしましょう。
今よりも金利が安いところを利用することで、長期的に見れば、支払う利息を減らすことができます。
短期間だとあまり効果はでないので、今後も長くカードローンを利用していくという場合は借り換えを行ったほうが効果的です。
ただ金利の安さだけでカードローンを選んでしまうと、使いにくいカードローンの可能性があります。
例えば、せっかくお金を借りようと思っても、近くに提携のATMがなければお金を借りることができませんよね。
手数料がかかるATMというのもあまり利用したくないですよね。
なので、金利が安くて使いやすいカードローン会社がおすすめです。
「50万円以上の借入の場合は審査に通すのが難しくなる」
借り換えをするときに、最初から全額の借り換えを希望する人はとても多いです。
例えば、100万円借りている場合には、借り換えで100万円を希望するということです。
しかし、借入金額が高くなると、その分だけ審査は厳しくなります。
また仮に審査に通ったとしても、借入限度額が制限されることが多いです。
正直なところ、50万円を超える金額を初回から借りるのは難しいです。
そこでいきなり全額の借り換えを狙うのではなく、まずを審査に通すことを狙うのがポイントです。
最初は50万円以下でお金を借りていて、あとで借入限度額を増額するという形をとるということです。
借入や返済を繰り返して信用を積み重ねてからの方が、借入限度額を増やしやすいです。
どんなカードローン会社でも審査に通らなければ、意味がありません。
なので、借入希望額は50万円以下に抑えることをお勧めします。
・借入金額に余裕がない場合に借り換えるときのポイント
「借金の返済がきついから金利の安いカードローン会社に変更したい」
「複数のカードローン会社からお金を借りているから1社にまとめたい」
「年収の3分の1近くまで借入をして返済が苦しくなってきた」
など借入金額が多く余裕がない場合には「借り換え・おまとめ用」の商品を出しているカードローン会社を選びましょう。
上で紹介したようなフリーローンのカードローンだと申し込んでも審査に通らない可能性が高いです。
フリーローンのカードローンに申し込んだ場合、追加で借り入れをするという形になります。
借入金額が多くて、総量規制ギリギリまで借りているという場合には、審査に通りにくくなっています。
それにフリーローンの場合、いきなり高額の借入は難しいです。
たいてい新規の申し込みだと借入限度額が50万円に設定されることが多いです。
そのため仮に審査が通ったとしても、完全な借り換えを行うことができない可能性が高いです。
審査に通る可能性を高めるためには、借り換え・おまとめ用の商品に申し込みを行う必要があります。
借り換え・おまとめ用の商品であれば、すでにお金を借りていることが前提になっているので、フリーローンの審査に比べれば通る可能性が高くなります。
また100万円を超えるような高額な借入でも初回から受け入れてもらえますよ。
3.カードローンで借り換えをするメリットとは?
カードローンを借り換えをするメリットは以下のようになっています。
- 利息を減らすことができる
- 毎月の返済額を減らすことができる
- 今よりも利便性の高いカードローン会社を選べる
- 合計返済額を減らすこともできる
・低金利のカードローンに借り換えるとどれくらい利息に差が出るのか?
借り換えをするときの最大のメリットは、金利を安くすることができるという点です。
ただ低金利のカードローンに借り換えをすれば、支払う利息を減らすことはできると分かっていても、どの程度利息を減らすことができるのか、いまいちピンと来ていない人もいるかもしれません。
そこで、借入金額80万円で毎月2万円の返済の場合で、利息にどの程度の差が出るのかを計算した結果を以下の表にまとめました。
金利 | 返済期間 | 合計利息 |
18% | 62か月 | 430852円 |
15% | 56か月 | 315940円 |
12% | 52か月 | 226737円 |
9% | 48か月 | 154684円 |
このように毎月の返済額が同じでも、金利が違うだけでこれだけ合計の利息に違いが出るんです。
利息を減らすことができれば、合計の返済額も併せて減らすことができます。
4.カードローンで借り換えをするデメリットとは?
カードローンで借り換えをする場合のデメリットは以下のようになっています。
- 再び審査に通る必要がある
- 初めてのカードローンの審査よりも審査に通る確率が低い
- 返済方法をミスると合計返済額が増える
・借り換えでどういった場合に合計返済額が増えてしまうのか?
借り換えのメリットでも紹介したように、金利の安いカードローン会社を選べば、支払う利息を減らすことができます。
しかし、借り換えた後の返済方法を間違えると、合計の返済額が増えてしまうので注意してください。
どういった場合に合計返済額が増えてしまうのかと言いますと、毎月の返済額を大幅に減らした場合です。
例えば、
金利 | 借入金額 | 毎月の返済額 | |
A社 | 18% | 20万円 | 1万円 |
B社 | 18% | 20万円 | 1万円 |
C社 | 18% | 50万円 | 2万円 |
と合計90万円借りているときには合計4万円返済していたとします。
金利が15%のカードローンに借り換えをした後は毎月の返済額を2万円に変更したとします。
その場合の返済期間や合計利息は以下のようになります。
借り換え前 | 借り換え後 | |
金利 | 18% | 15% |
毎月の返済額 | 4万円 | 2万円 |
返済期間 | 28か月 | 67か月 |
合計利息 | 206223円 | 430918円 |
このようにせっかく金利を安くしても、毎月の返済額を減らすと合計利息が高くなってしまいます。
なので、借り換えをしたからと言って、毎月の返済額を大幅に減らすのは控えたほうがいいです。
5.カードローンで借り換えをするとき総量規制に引っかからないのか?
カードローンでお金を借りるときには、年収の3分の1以上は借りることができない総量規制があります。
フリーローンで借り換えをする場合、一時的に年収の3分の1を超えることもあるかと思います。
例えば、年収300万円の人が60万円借りている場合、借り換えをするとなったら60万円借りる必要があります。
一時的に120万円借りることになり、年収の3分の1である100万円を超えることになります。
こういった場合には、総量規制に引っかかり借り換えができないのでしょうか?
結論を言いますと、総量規制対象外の銀行系カードローンを使えば、大丈夫です。
銀行系カードローンであれば、総量規制の対象外となっているので、年収の3分の1を超えた金額でも借りることができます。
なので、総量規制に引っかかることなく、借り換えを行うことができます。
・銀行系カードローンでも年収の2分の1以上は自主規制
ただ最近の傾向としては銀行も借入限度額に対して自主規制を敷き始め、年収の2分の1以上は貸さない傾向があります。
そのためすでにある程度の金額を借りている場合には、借り換えやおまとめ用の商品に申し込むことをお勧めします。
借り換え用やおまとめ用であれば、一時的に年収の3分の1、2分の1を超えるような場合であっても貸付を行ってくれます。
6.消費者金融系カードローンの借り換え専用ローンやおまとめローンは違法ではないのか?
消費者金融系カードローンの場合、総量規制と言って年収の3分1は借りられないように法律で定まっています。
しかし、消費者金融系カードローンの中には、借り換え専用ローンやおまとめローンなどの商品があります。
例えば、
- アコム「貸金業法に基づく借換え専用ローン」
- プロミス「おまとめローン」
- アイフル「おまとめMAX」
などがあります。
「すでに総量規制ギリギリまでお金を借りている状態なら追加で借入することはできないのではないのか?」と考えるのが自然です。
確かに本来であれば、総量規制に引っかかるので、新しく借入することはできません。
実はあまり知られていないのですが、総量規制は例外があるんです。
- 顧客に一方的有利となる借換え
- 緊急の医療費の貸付け
- 社会通念上緊急に必要と認められる費用を支払うための資金の貸付け
- 配偶者と併せた年収の3分の1以下の貸付け
- 個人事業者に対する貸付け
- 預金取扱金融機関からの貸付けを受けるまでの「つなぎ資金」に係る貸付け
引用:総量規制の除外と例外
このうちの「顧客に一方的有利となる借換え」に該当するため、消費者金融系カードローン会社でも借り換え専用ローンやおまとめローンがあるんです。
借り換えやおまとめを行うことによって、顧客が一方的に有利になるのであれば、総量規制の対象外となり年収の3分の1を超えてお金を貸すことができるんです。
一方的に有利というのはどういうことかと言いますと、金利的に有利になる場合、借り換えが可能というわけです。
例えば、
- A社:金利18% 30万円
- B社:金利18% 40万円
- C社:金利18% 70万円
という風に合計で140万円のお金を借りている人がいるとします。
この時、借り換え専用ローンやおまとめローンを利用することで、金利が15%になる場合、金利が18%→15%になるので、顧客は得しますよね。
こういった場合であれば、総量規制の対象外になるというわけです。
消費者金融系の借り換え専用ローンやおまとめローンを利用したときには、今よりも条件が悪化することはあり得ません。
・消費者金融系カードローン会社で借り換えやおまとめをするデメリット
消費者金融系カードローンであっても、総量規制に引っかからずに借金を借り換えすることができます。
ただ当サイトでは借り換えやおまとめ目的で消費者金融系カードローンを利用することはお勧めしていません。
というのも、以下のようにデメリットが大きいのであまり積極的に利用することをお勧めする気になれないんです。
- インターネットからの申し込みを受け付けていない
- 店頭もしくは無人契約機での契約をする手間がかかる
- 収入証明書が必要
- 返済のみで追加の借入ができない
- 銀行カードローンよりも条件がよくなるわけではない
と申し込みのハードルが高く、それほど条件がいいわけではないんです。
もし借り換えやおまとめをするなら、銀行系カードローンに申し込むことをお勧めします。